BRAND STORY 02
ひと:PEOPLE
2024.03.07

[後編] 人間らしく暮らし続けるために TAYUTAUが届けたいものとは

プロローグ:
住宅ブランド『TAYUTAU』に込められた思いや願い、そしてブランドが出来上がるまでの道筋を、ファウンダー・建築家・ブランドコンサルタントそれぞれの目線から紐解きます。「人間らしく暮らし続ける」ために住まいに必要なものとは一体何か。魅力のある土地の景観を活かし、その街の価値まで高める新たな分譲地のあり方とは。TAYUTAUのブランドストーリーを探る。(この記事は後編です。前編はこちら)

INTERVIEW MEMBER

SET
ファウンダー
谷 賢一郎
Tani Kenichiro

株式会社セット代表取締役。周辺環境とそこに住まう人々に対して、ローインパクトであることを第一に考え、湘南・鎌倉エリアを中心に分譲事業を行う。建物が建つ各土地に相応しい風景を創造することで、地域の景観を守り価値を高める。

MOLX.Ltd
建築家
佐藤 欣裕
Sato Yasuhiro

有限会社もるくす建築社 / 佐藤欣裕建築設計事務所代表 一級建築士。自然のもたらす流れを理解し、その力に逆らわず活かす、原理的な住まいをつくり続ける建築事務所。湧水に囲まれた田園地帯(秋田県仙北郡美郷町)にオフィスを構え、環境建築分野を中心に活動を行う。

ブランドコンサルタント
山田 真澄
Masumi Yamada

UNIIDEO株式会社代表取締役。「志を持つすべての住宅・不動産企業に、ブランドを。そして成果を。」をスローガンに日本中の住宅・不動産企業のブランドづくりから、成果を出すためのプロモーションまで、企業成長のためのサポートを一貫して行う。

INDEX
目次

01.TAYUTAUの住宅を設計する上で大切にしていること

山田さん:
佐藤さんの建築は建てるまでがゴールではなく、暮らしを見据え、家が受け継がれることまで考えられていると感じます。長く住み継げる住宅を考える上で大切にしていることとは、どのような点でしょうか。

佐藤:
人のために住宅があることを忘れないようにしています。なので、性能が飛び抜けて良いとか、外観が尖っていてかっこいいなどの、必要以上の設計を僕たちは良しとしません。利己的にならず、客観的な視点から”人が主役である”意識を持つことを大切にしています。

山田:
佐藤さんの建築には色褪せない魅力があると感じます。気密や断熱にこだわり、環境に適合するために、やれることをすべてやり尽くしている。その上で社会的にいいとされている当たり前を疑い「本当に人が一番、居心地のいい家とは何か」を常に考え抜いている。そんな建築家、他にはいないと思います。

佐藤:
何かに偏りたくはないんです。最高という言葉は売り文句みたいで好きじゃない。客観的にみて、その土地で、そこに住む人にとって心地いい家をつき詰めていったら、しぜんとこの形になる。そんな住宅をつくりあげたいんです。

谷:
たしかに今最高なだけの住宅より、今もこれからも最良な住宅を提供し続けたいですね。
佐藤さんが設計される住宅は10年後、30年後、50年後、住むごとに味わいが増していくと考えています。親から子供へ、さらにその子供へ。受け継がれるごとにかっこよくなる。時代を超えて愛され続ける住宅を、これからも佐藤さんと共につくりあげていきたいと思います。

02. 人間らしく暮らし続けるとは

山田:
ここからは、あらためてTAYUTAUが目指す「人間らしく、暮らし続ける」とは、どのようなことなのかを聞いていきたいと思います。

谷:
私は「活動的な暮らし」こそが「人間らしい暮らし」だと考えています。例えば、朝起きて窓を開けたくなるとか、2階のあの窓からの景色が好きだから階段を登りたくなるとか。そういった「しぜんと、動きたくなる家」で、活動的に過ごす様子を人間らしい暮らしと呼ぶと考えます。自動的に換気され、いつも温度が一定。そういった空間で生活を続けていたら人間じゃなくなってしまう気がしていて。やっぱり積極的に動いたり、自然の心地よさを取り入れたり、行動する。活動的に生きる日々こそが、人間らしい暮らしだと思います。

山田:
たしかに人間らしさって活動的であること、自分の意思で行動するところにあるのかもしれませんね。そのためには、自分に素直でいられることも大切な要素だと思います。例えばキャンプに行って鳥の声や焚き火のあたたかさに癒される。心地いいと感じる方へ自然と気持ちよく流れていく。東京で生活していると何だか無理やり動かされているような気がする時もあるけどそうではなくて、自分の心に素直に行動できる日々が人間らしい暮らしかもしれませんね。

佐藤:
私も活動的であることと同時に素直であることも大切な要素だと思います。暑い夏も、寒い冬もいつでも心地よくいたい。その気持ちは至極当たり前ですが、それを優先するあまりにテクノロジーに偏り、移り変わる四季の美しさや、自然の心地良さなど、人間の感覚をないがしろにするようでは本末転倒だと考えます。人の心に素直に。それと同時に、自然の心地よさにも素直に生きる。ただ、自然環境は時に人に厳しく当たる時もある。だからこそ僕は、自然に逆らわず人間らしく暮らすために必要な、人と自然をつなぐバランスのとれた境界線を住宅の設計を通して考え続けたいです。

03.TAYUTAUのこれから

山田:
最後にTAYUTAUの今後の展望をお聞かせください。

谷:
私たちの分譲事業の根底にあるのは「魅力のある土地の景観を活かし守ることを熟慮した住宅を提供することで、その街の価値まで高めていきたい」という思いです。この考え方をTAYUTAUのブレない軸として、これからも住宅を提供し続けていきたいです。

佐藤:
僕は住む人とそこの環境にとって最適な住宅を、谷さんからご紹介いただくどんな魅力的な土地でも設計できるよう、ツメを研ぎ続けたいと思います。

谷:
ありがとうございます。とても心強いお言葉です。
住宅ブランド『TAYUTAU』 で、佐藤さんと共に提供する1邸1邸の住宅に共感し、その土地での暮らしを楽しんでいただける方が増えれば、街の魅力はさらに味わい深く、輝きをましていくと考えています。かなりニッチなことをしていると思いますし、地道な道のりかとは思いますが、私たちの住宅に対する考え方がこのブランドを通して人々に伝わり、社会にとっての当たり前になることを願い、ひたむきに歩みを進めたいと思います。

撮影協力:鎌倉青山 kamakura seizan

Photographed by Kuramoto Akari

WRITER
TAYUTAU 編集部
RECOMMEND

おすすめの記事